ベリキューボ錠2.5mg・5mg・10mg

2022.09.02

【一般名】　ベルイシグアト

効能・効果　
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。

用法・用量　
通常、1回2.5mgを1日1回食後経口投与から開始し、2週間間隔で1回投与量を5mg及び10mgに段階的に増量する。なお、血圧等患者の状態に応じて適宜減量する。

一包化の可否　
○

食事の影響　
あり　（空腹時投与でAUC、Cmaxの増大や、個体間のばらつきが生じる）

同種・同効薬　
なし

同種・同効薬との比較　
・NO-sGC-cGMP経路をターゲットとする新規心不全治療薬
・同効薬との比較試験データなし

初回投与時の注意　
・他の慢性心不全治療薬に上乗せする。
・主な副作用は低血圧（6.8％）
・その他の副作用は浮動性めまい（1.5％）、悪心（0.8％）、消化不良（0.6％）、起立性低血圧（0.6％）など。

その他特記事項　
・グルクロン酸抱合で代謝されるためCYPに影響されない。
・投与２週間後における血圧は開始時の血圧よりベリキューボで－3.81、プラセボで－2.60だった。
・左室駆出率の低下した患者にのみ投与すること。
・eGFR15ｍL/min/1.73㎡未満の腎機能障害患者又は透析中の患者について臨床試験では除外されている。

付録　2022年9月～長期処方OK

　　　薬価　2.5mg：131.5円　5mg：230.2円　10mg：402.2円