レンビマカプセル4㎎、10㎎(肝細胞癌)
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TEL 092-271-5350
2018.07.06
【一般名】レンバチニブメシル酸塩
効能・効果
切除不能な甲状腺癌、切除不能な肝細胞癌(適応追加)
用法・用量
・通常、成人には体重にあわせてレンバチニブとして体重60kg以上の場合は12㎎、体重60kg未満の場合は8㎎を1日1回、経口投与する。
*減量基準
・体重60kg未満 1回8㎎→4㎎→2日に1回4㎎→中止
・体重60kg以上 1回12㎎→8㎎→4㎎→2日に1回4㎎
一包化の可否
×(加水分解により効果落ちるため)
食事の影響
なし
同種・同効薬
ネクサバール
同種・同効薬との比較
・ソラフェニブ(ネクサバルール)と比較して、腫瘍の縮小効果あり。
・手足症候群はネクサバールより少ない(BRAFを抑えないので)
・血圧、尿蛋白のコントロールが難しい場合はネクサバールを選択する場合あり。
初回投与時の注意
・高血圧、中等度の肝機能障害がある肝細胞癌患者(1日最大耐用量は8㎎)、脳転移のある患者(出血のリスクがあるため)は慎重投与。
・肝性脳症注意。定期的に肝機能検査(AST/ALT)血中アンモニア値の測定を行う。
・導入時は1週間入院する。
その他特記事項
・高血圧対策にはARBが多く使われる(蛋白尿にも効果あるため)
・手足症候群…尿素軟膏、ヘパリン類似物質軟膏、VA含有軟膏が有効。角質肥厚が見られるので、尿素軟膏は特におすすめ。
・甲状腺機能低下症に注意。疲労、倦怠感のAEは甲状腺から来ていることもある為注意。
・下痢はロペラミドで対応できる。
その他、甲状腺癌ページ参照。
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