2021.11.19
【一般名】 セマグルチド
効能・効果
2型糖尿病
用法・用量
成人には、セマグルチドとして週1回0.5mgを維持量とし、皮下注する。
但し、週1回0.25mgから開始し、4週間投与下後、週1回0.5mgに増量する。
なお、週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量することができる。
同種・同効薬
トルリシティ皮下注、ビクトーザ皮下注、バイエッタ皮下注、ビデュリオン皮下注、リキスミア皮下注
同種・同効薬との比較
・トルリシティと比べて消化器症状が出やすいが、効果は高く、体重を減らす効果も高い。
・ビクトーザ1.8mg≒オゼンピック1mg
HbA1c低下は同程度だが、体重はオゼンピックの方が落ちる。
・ロックの解除、投与ボタンを押す操作がない(押し当てるだけ)
初回投与時の注意
・消化器症状(悪心、下痢、嘔吐等)が出ることがあるため漸増する。(1mgへ増量する場合は4週間以上あけたほうが良い)
・週1回投与。同一曜日に投与する。忘れた場合は、次回投与までの期間が2日間(48時間)以上であれば、気付い時点で直ちに投与し、その後はあらかじめ定めた曜日に投与すること。
・注射時に薬液がしみて痛む事がある(pHは中性のため、添加剤の影響?)
・投与30分前に常温に戻した方が痛みは少ない。
・注入中に2回目のクリック音が鳴るが、小窓の黄色いマーカーが止まるまではしっかりと押し当てる。
その他特記事項
・他剤からの切り替え時も0.25mgから開始。
・常温で4週間は安定だが、小窓がキャップで隠れないので遮光すること。
・お腹の皮膚が柔らかい方、皮下脂肪が厚い方は先端部がペン本体内に十分に押し込まれず、薬液の注入が開始されない、薬液が漏れる可能性がある(補助器具あり)
・GLP-1作動薬はDPP-4阻害薬と比べて体重を減らす効果、臓器保護効果が高い。
付録
・SD(デバイス名称 single dose)
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