カナグル錠100mg(田辺三菱製薬)
2015.04.03
【一般名】カナグリフロジン水和物錠(SGLT2阻害薬)
効能・効果
2型糖尿病
※1型糖尿病の患者には投与をしないこと。
※重度の腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の効果が期待できないため、投与しないこと。
用法・用量
1回1錠を1日1回 朝食前又は朝食後に経口投与
(利尿効果があるため、朝が望ましい)
一包化の可否
可
食事の影響
受けない
同種・同効薬
スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、ジャディアンス
初回投与時の注意
・無症候性低血糖、低血糖に注意(SU剤、インスリン、速攻型インスリン分泌促進薬との併用で低血糖のリスク↑)
・多尿、頻尿、脱水、体液量減少に注意(普段より水分を多めにとるよう心がける)
・尿路感染症、性器感染症に注意(毎日の入浴、通気性のよい下着の着用などにより陰部を清潔に保つようにする)
・腎機能の低下に注意(腎機能の定期的な検査をうける)
・利尿剤との併用に注意(脱水が起こりやすくなる)
その他特記事項
・すべての血糖降下薬と併用o.k.
・本剤が適した患者
①若年者 ②罹病期間が比較的短い ③肥満傾向 ④eGFR>60mL
・膵β細胞を介さないため膵β細胞の保護効果がある。
・本剤投与中の尿糖検査の結果は血糖コントロールの参考にはならない。
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