2022.02.11
【一般名】 セマグルチド
効能・効果
2型糖尿病
用法・用量
通常成人は、1日1回7mgを維持量とする。
ただし、1日1回3mgから開始し4週間以上投与後、1日1回7mgへ増量する。
1日1回7mgを4週以上服用しても効果不十分な場合には、1日1回14mgに増量可。
1日のうちの最初の食事又は飲食の前に、空腹時の状態でコップ半分の水(120ml以下)で1錠を服用する。
また、服用時および服用後30分以上は、飲食及び他の薬剤の内服を避けること。
一包化の可否
不可
食事の影響
あり
同種・同効薬
オゼンピック持続皮下注、トルリシティ持続性皮下注、ビクトーザ皮下注
同種・同効薬との比較
吸収促進剤のSNAC(サルカプロザートNa)を添加することで胃でのたん白質分解から保護し、吸収を促進して経口投与可能になった。
初回投与時の注意
・6時間以上絶飲食後に服用
・飲み忘れた場合はその日は服用せず、翌日服用する。
・できるだけ少ない水で服用(お茶・コーヒー・服薬ゼリーは避ける)
・分割・粉砕・かみ砕き不可
・湿気と光の影響を受けやすいため、服用の直前にシートから取り出す
・DPP-4阻害とは併用しない(いずれもGLP-1受容体を介し血糖を降下)
・消化器症状(胃の不快感、下痢、便秘)の副作用は1~2週間で軽減→勝手に中止しないよう伝える
・ビスホスホネート製剤週1回・月1回タイプを服用する場合、リベルサスは中止
付録
・世界初の経口GLP-1製剤 オゼンピック持続皮下注を経口可能にした製剤
・14mgを投与する際には、7mg錠の2錠の投与避ける。(ペプチド製剤でBAが1%以下のため吸収が低下)
・薬の吸収が胃の内容物により低下するため、服用する水の量は120ml以下
→50mlと240mlとの比較で薬の吸収率に差があり。
・脳内へ移行し、食欲を抑制するため体重が減少。やせ薬として美容整形目的で使用されることあり。(※他に経口糖尿薬を投与していない患者のレセプトには本剤の投与を必要と判断した理由を記載する)
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