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2019.06.28
【一般名】タペンタドール塩酸塩徐放錠
効能・効果
中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
用法・用量
1日50mg~400mgを2回に分けて経口投与。症状により適宜増減。
食事の影響
なし
同種・同効薬
オキノーム、オキシコドン、ナルサス、ナルラピド、デュロテップパッチ、フェントステープ、アブストラル舌下錠、オプソ内服液、トラムセット、トラマドール
同種・同効薬との比較
・µオピオイド受容体作動作用に加えてノルアドレナリン再取り込み阻害作用を持つ。
・オキシコンチンと同等の効果をもつが便秘、嘔吐、吐き気等の副作用が少ない。
・タペンタ錠100mg/日≒トラマドール150mg/日≒オキシコドン20mg/日≒モルヒネ30mg/日≒デュロテップパッチ2.1mg/3日≒フェントステープ1mg/日≒ヒドロモルフォン6mg/日
その他特記事項
・トラムセット、トラマドールの副作用を軽減したもの。
・400mg/日以上投与した場合も副作用が特別増えた例はなかった。(安全性が高い)
・低オピオイドからの切り替え、オピオイド導入時の第一選択薬として使いやすい。
・腎機能低下の患者様、神経障害性疼痛を伴う癌疼痛に使いやすい。
・3規格とも同じ大きさ(カロナール錠500mgより少し小さめ)で嚥下困難には使いづらい。
・高度の急性疼痛には期待できない。
・投与制限30日
・薬価 25mg(108.7円/T)、50mg(206.3円/T)、100mg(391.7円/T)
・ムンディファーマの「ムンディ」とはラテン語で「世界」を意味する。
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