タリージェ錠2.5mg、5mg、10mg、15mg

タリージェ錠2.5mg、5mg、10mg、15mg

2019.07.30

【一般名】ミロガバリンベシル酸塩

効能・効果
末梢性神経障害性等疼痛

用法・用量
初期用量1回5mgを1日2回経口投与。その後1回用量として5mgずつ1週間以上の間隔をあけて漸増し、1回15mgを1日2回経口投与。1回10mgから15mgの範囲で適宜増減。
腎機能の程度により用量調整あり(添付文書記載)

一包化の可否
〇 分割もできる

食事の影響
受けない

同種・同効薬
リリカ(適応は「末梢性」のしばりなし)
神経障害に適応がある薬…メチコバール、トリプタノール

リリカとの比較
・眠気、ふらつき、体重増加、浮腫等の副作用が少ない。
・薬価はほほ同じ(例 リリカ75mg4T=446.0円 タリージェ10mg3T=446.1円)
・透析患者の場合、透析後の追加投与の必要はない。
・鎮痛効果:中枢神経抑制(副作用)はリリカは1.4時間:1.4時間に対し、タリージェは11時間:2.4時間のため、効果は長く副作用時間が短い。

初回投与時の注意
・副作用として眠気、めまい等あり

その他特記事項
・神経性障害性疼痛のうちの約9割が末梢性神経障害疼痛であり、ほとんどの神経性障害性疼痛に効果があるといえる。
・用量は2週間程度あけて漸増した方がよい。
・投与後1週間くらいで効果発現。
・タリージェもリリカも治験は糖尿病性末梢神経障害と帯状疱疹後神経痛のみしか行っていない。
・第一三共初の国内開発製品。

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