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2013.07.30
【一般名】アコチアミド塩酸塩水和物(AchE阻害薬)
効能・効果
機能性ディスペプシア(FD)における食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感
<使用上の注意>
1.FDにおける心窩部の疼痛や灼熱感に対する有効性は確認されていない。
2.上部消化管内視鏡検査等により、胃がん等の悪性疾患を含む器質的疾患を除外すること。
用法・用量
1回100mgを1日3回、食前に投与
一包化の可否 可(粉砕、半錠はオススメしない)
食事の影響 あり
同効薬
・5-HT4受容体刺激薬;ガスモチン
・D2受容体拮抗、AchE阻害薬;ガナトン
・D2受容体拮抗薬;ナウゼリン、プリンペラン
同種・同効薬との比較
・FDの消失率において、ガスモチンはプラセボとの有意性が証明できなかったが、アコファイドはプラセボと比較して有意に高かった。
について
・器質的疾患に対して処方されているH2ブロッカー、PPIとの併用は不可。メーカーに確認したところ逆流性食道炎は不明。NSAIDsとの併用に対する処方の場合はおそらく併用可能。
・抗コリン薬、AChE阻害薬(ウブレチド)との併用は疑義の必要なし(併用注意)
・CYPの影響を受けないので、薬物相互作用が少ない(ガスモチンの代謝酵素はCYP3A4)
・ガスモチンとの併用は不可ではないが、併用による効果は疑問。
その他特記事項
・FDいわゆる「胃もたれ」の適用は初。
・大脳への移行性は認められない(ガスモチンは50%移行)
・未変化体のまま糞中に排泄される→腎・肝機能の影響が少ない
・病院のレセプトは内視鏡検査等の実施日の記載が必要。
・器質的疾患…胃がん、胃潰瘍、胃炎など
・内視鏡検査等…内視鏡の他X線、超音波、便潜血検査など
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