オルケディア錠1mg、2mg
〒812-0034 福岡県福岡市博多区下呉服町2-13
TEL 092-271-5350
2018.08.24
【一般名】エボカルセト
効能・効果
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症(腹膜透析も可)
用法・用量
・1回1mgを開始用量とし、1日1回経口投与。
患者の状態に応じて開始用量として1日2㎎を経口投与することができる。(目安としてPTHが500pg/mLかつ血清カルシウムが9.0mg/dLの場合)
・1日1回1~8㎎の間で適宜用量を調整し、1日1回12㎎まで。
一包化の可否
吸湿性あり。メーカーとしてはお勧めしない(半錠も)
食事の影響
絶食下投与にくらべ、食後投与でCmaxは約20%低下。ただし、AUCに影響は認められない。
同種・同効薬
レグパラ
同種・同効薬との比較
・CYP2D6阻害がない
・BAがよい(レグパラが7.9~24.4%、オルケディアは62.7%)
・上部消化管障害が少ない(悪心、嘔吐、腹部不快感など)
初回投与時の注意
・血清カルシウム濃度が低値でないこと(目安として8.4mg/dL以上)を確認して投与開始すること(血中カルシウム低下作用があるため)
・レグパラと併用不可
・レグパラからの切り替えでも基本1mgから開始する(レグパラでコンプライアンスが悪い場合があるため)
・増量する場合、増量幅を1mgとし、2週間以上の間隔をあけて行うこと。
・その他注意事項はレグパラと同じ。
その他特記事項
・オルケディア1mg=レグパラ12.5㎎と同等
・レグパラ服用量に関係なく1回1mg開始のため、最初は若干リバウンドが見られる。
付録
薬価 1mg 280.70円、2mg 412.10円(レグパラより25%安くなっている)
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