カプレルサ錠100㎎

カプレルサ錠100㎎

2016.02.12

【一般名】バンデタニブ 

効能・効果
根治切除不能な甲状腺髄様癌

用法・用量
1日1回300㎎を経口投与。患者の状態により適宜増減。

一包化の可否 
× (安全性が確立していないため)

食事の影響 
受けない

同種・同効薬  
レンビマ(根治切除不能な全甲状腺癌に適応)
ネクサバール(根治切除不能な分化型甲状腺癌に適応)

同種・同効薬との比較
・適応は髄様癌のひとつだけ

初回投与時の注意
・重大な副作用はQT間隔延長、間質性肺炎。
・主な副作用は下痢、発疹、高血圧、手足症候群。
・創傷治癒を遅らせる。外科的処置時は1ヶ月前から中止する。
・霧視などの眼障害発現の可能性があるので、自動車の運転注意。
・副作用に応じて、1回200㎎、100㎎に減量。(用量依存性のため)
・休薬して再開する際は、休薬前投与量から減量する。
・女性の服用は、避妊必要。
・飲み忘れた際は、1回飛ばして翌日に服用。
(アメリカでは12時間以内に気付けば服用可)

その他特記事項
・オーファンドラック(希少疾病用医薬品)
・薬価収載前は個人輸入の薬。包装は異なるが、中身は一緒
・効果発現は半年
・進行、転移の指標は血液中のカルシトニンやCEA
・甲状腺髄様癌は放射性ヨウ素内服療法は効果なし
・甲状腺癌は、濾胞細胞発生の乳頭癌(全体の80%)、濾胞癌、低分化癌、
 未分化癌と、傍濾胞細胞(C細胞)発生の髄様癌がある
・薬価は¥7800/T

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