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2020.10.09
【一般名】イバブラジン塩酸塩錠(HCNチャネル遮断薬)
効能・効果
洞調律かつ投与開始時の安静時心拍数が75 回/分以上の慢性心不全
ただし、β遮断薬を含む慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
用法・用量
通常、成人にはイバブラジンとして、1回2.5mgを1日2回食後経口投与から開始する。
開始後は忍容性をみながら、目標とする安静時心拍数が維持できるように、必要に応じ、2 週間以上の間隔で段階的に用量を増減する。
1回投与量は2.5、5又は7.5mgのいずれかとし、いずれの投与量においても、1日2回食後経口投与とする。なお、患者の状態により適宜減量する。
一包化の可否
○(バラ錠あり)
食事の影響
食後以外でのデータなし
同種・同効薬
強心薬、ACE阻害薬、ARB、β遮断薬、抗アルドステロン薬、ANP製剤
同種・同効薬との比較
・血圧を下げずに心拍数を減少させることができる。
初回投与時の注意
・基本的にβ遮断薬と併用(β遮断薬を使用していない場合は何らかの理由があるため、併用でなくても問い合わせは不要)
・禁忌:ベラパミル、ジルチアゼム、イトラコナゾール、クラリスロマイシンなど多数
・CYP3A4で代謝されるため、CYP3A4で代謝される薬、GFJの併用注意。
・光視症、霧視、めまい、ふらつきに注意
その他特記事項
・重大な副作用:徐脈、光視症、霧視、房室ブロック、心房細動、心電図QT延長
・光視症:暗所から明所へ移動したときに異常に眩しく感じるなどの症状。投与開始後3ヵ月以内に現れることが多く、休薬すれば元に戻る。
付録
・2020.12~長期処方OK
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