ザルティア錠2.5mg/5mg(日本新薬株式会社)

ザルティア錠2.5mg/5mg(日本新薬株式会社)

2014.06.23

【一般名】タダラフィル

効能・効果
前立腺肥大に伴う排尿障害

用法・用量 
通常、成人には1日1回タダラフィルとして5mgを経口投与する

一包化の可否 : 

食事の影響 : なし

同種・同効薬  
・同成分薬
 シアリス5/10/20mg(適応症:勃起不全)
 アドルシカ20mg(適応症:肺動脈性肺高血圧症)
・前立腺肥大症に伴う排尿障害に適応のある薬剤
 ユリーフ ハイトラシン バソメット ミニプレス ハルナール エブランチル 
 フリバス エビプロスタット セルニルトン バラプロスト

同種・同効薬との比較
排尿症状と蓄尿症状の改善はハルナールと同程度

初回投与時の注意    
・硝酸剤又はNO供与剤を投与中の患者には禁忌。
・下記の心血管系障害を有する患者には禁忌。
 ①不安定狭心症のある患者
 ②心不全(NYHA分類Ⅲ度以上)のある患者
 ③コントロール不良の不整脈、低血圧(血圧<90/50mmHg)又は
  コントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100mmHg)のある患者
 ④心筋梗塞の既往歴が最近3ヶ月以内にある患者
 ⑤脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヶ月以内にある患者

その他特記事項   
・PDE5阻害作用を持つ、本邦初の前立腺肥大症を伴う排尿障害改善薬である。
・欧州泌尿器科学会が作成したガイドライン(2014)ではPDE5阻害薬は
 a1遮断薬と同グレードで、第一選択薬として推奨されている。
・a1遮断薬を投与中の患者には慎重投与であるが、海外では併用例あり。
・5a還元酵素阻害薬(アボルブ)と併用可能。
 併用によりアボルブの性機能減退の副作用を相殺する可能性あり。
・血管内皮機能を改善する働きがある。
・長期処方解禁は H27/5~

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