スピオルトレスピマット60吸入

スピオルトレスピマット60吸入

2016.12.30

【一般名】チオトロピウム臭化物水和物/オロダテロール塩酸塩製剤

効能・効果
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の寛解
(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

用法・用量
1回2吸入を1日1回吸入

同種・同効薬 
ウルティブロ(=シーブリ+オンブレス)

同種・同効薬との比較
ムスカリンM3受容体への結合時間が長い(スピリーバ>シーブリ)ため持続的な気管支拡張作用を示す

スピリーバとの比較
・スピオルト=スピリーバ+オロダテロール
・オロダテロールは新規β2刺激薬で即効性があり投与5分後から効果が発現する(スピリーバは投与15分後から効果発現)
・スピリーバ単剤に比べ有意な呼吸機能改善がみられる
・残気量(十分に息が吐ききれず肺の中に残った空気)を減らし、肺の過膨張を抑制して息切れ症状改善する。
・エアゾルの吸入速度0.3秒に対して、レスピマットは1.5秒の遅い速度でよい

初回投薬時の注意
・使用法はスピリーバの同じ レスピマット操作練習用キットで使用法を説明する
・透明ケースをカチッと音がするまで180度回転させる際には、キャップを閉じた状態で。(誤って噴霧ボタンを押すのを防止するため)
・たばこを吸うようにゆっくり長く吸うよう指導する。(練習用の笛あります)
・閉塞隅角緑内障、前立腺肥大等による排尿困難のある患者さんは禁忌
・長期投与 H28.12月~

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