ソバルディ錠400mg(ギリアド・サイエンシズ)

2015.09.18

【一般名】　ソホスブビル

効能・効果
セログループ2（ジェノタイプ2）のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

用法・用量
リバビリンとの併用において400mgを1日1回、12週間経口投与
（リバビリンとの併用開始前にヘモグロビン量が12g/dL以上であることを確認すること）

一包化の可否　○

食事の影響　なし

同種・同効薬　　インターフェロン、リバビリン、テラビック

同種・同効薬との比較
・インターフェロンを使用する必要がない（内服のみの治療）
・投与期間は12週（他剤は24週）

初回投与時の注意
・開封後45日以内に服用
・併用禁忌薬、注意薬あり（抗てんかん薬、抗結核薬、セイヨウオトギリソウ含有食品など）…P-gp誘導作用

その他特記事項
・HCV RNA合成を直接阻害する世界初の核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬
・海外では第一選択薬として使用されている
・耐性変異の発現なし
・必ずリバビリンと併用する、リバビリンを中止する場合は本剤も中止する
・貧血等の副作用でリバビリンを一時中止しても本剤は継続する（途中で中止するとウイルス耐性を持つ可能性があるため）
・しかし保険上、リバビリンの処方は必要
・SVR12率（投与終了12週間後のウイルス持続陰性化率）は96.4％
・重大な副作用は貧血又はヘモグロビン減少（11.4％）
→溶血性貧血のためリバビリンによる副作用の可能性が高い
・ 貧血は65歳以上の患者、なおかつ女性に多い
・ その他の主な副作用は頭痛（5.0％）、倦怠感（4.3％）、悪心（4.3％）、そう痒症（4.3％）等
・禁忌：重度の腎機能障害（eGFR＜30mL/分/1.73m²）又は透析を必要とする腎不全の患者
・粉砕・簡易懸濁…△（45日までの安定性は確認されているが、体内動態についてのデータはない）
・28日分まで処方可能（1瓶が28錠入りのため）
・薬価　61,799円/錠