タフィンラーカプセル50・75mg メキニスト錠0.5・2mg

タフィンラーカプセル50・75mg メキニスト錠0.5・2mg

2024.07.26

【一般名】 ダブラフェニブメシル酸塩カプセル
【一般名】トラメチニブジメチル スルホキシド付加物錠

●タフィンラーとメキニストの併用は、MAPK経路のBARFとMEKという2つの作用点を阻害することでタフィンラー単剤に比べ、腫瘍増殖を阻害又は遅延させると考えられる。

効能・効果 
・BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫
・BRAF遺伝子変異を有する切除不能な信仰・再発の非小細胞肺癌
▶標準的な治療が困難なBRAF遺伝子変異を有する進行・再発の固形腫瘍(結腸・直腸癌を除く)
・BRAF遺伝子変異を有する再発又は難治性の有毛細胞白血病

用法・用量 
▶固形癌腫
タフィンラー・メキニストは必ず併用する。
タフィンラー:1回150㎎を1日2回、空腹時投与。適宜減量あり。
メキニスト:2㎎を1日1回空腹時投与。適宜減量あり。

一包化の可否 
×

食事の影響 
あり

同種・同効薬 
ビラフトビカプセルとメクトビ錠の併用療法

同種・同効薬との比較 
ビラフトビ・メクトビ併用療法:大腸癌にも適応がある(ただし、抗EGFR抗体と併用する)。
               タフィンラー・メキニストよりも眼障害の報告が多い。

初回投与時の注意 
・食後に投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間は服用を避ける。
・パートナーが妊娠する可能性のある男性には、投与中及び投与終了後一定期間は避妊を行うよう指導する。
・主な副作用:発熱、悪心、疲労、悪寒、眼障害、横紋筋融解症等
・最初の1ケ月は発熱が現れやすい。必要に応じてイブプロフェン、アセトアミノフェン等の解熱剤を投与する。
・保管:タフィンラーは室温(1~30℃)。メキニストは光及び湿気を避けて25℃以下。
両剤ともに冷所保管を推奨。元のボトルのまま保管する。

その他特記事項 
副作用発現時の減量、休薬又は中止
・原則として両剤同時に行う。発熱とその他の副作用時とでは基準が異なる。
・発熱は、38℃以上で休薬。回復後24時間以上発熱がない場合は、休薬前と同一用量で投与再開する。発熱に関しては、副作用発現頻度は用量依存的ではない。

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