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2014.01.14
【一般名】エチオナミド(TH)
効能・効果
肺結核及びその他の結核症(本剤に感性の結核菌)
用法・用量
エチオナミドとして最初1日0.3g(3錠)、以後漸次増量して0.5~0.7g(5錠~7錠)を1~3回に分けて経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
原則として他の抗結核薬と併用すること。
一包化の可否 可
食事の影響 なし
同種・同効薬
・First Line(a)-必須の薬剤:リファジン(RFP)、イスコチン(INH)、ピラマイド(PZA)
・First Line(b)-aと併用:ストレプトマイシン(SM)、エサンブトール(EB)
・Second Line-多剤併用時に使用:カナマイシン、ツベルミン、ツベラクチン、ニッパスカルシウム、サイクロセリン、クラビット
同種・同効薬との比較
リファジン・イスコチンに対して耐性が出た場合、効果不十分例、再発例などにSecond Lineを選択
初回投与時の注意
単剤では用いない。
その他特記事項
・飲み忘れ時・・・気付いた時にすぐ服用。ただし、次の服用する時間まで8時間以下の場合は1回飛ばす
・3週(2週)以上続く咳は結核を疑う
・主な副作用は肝機能障害、胃腸障害
付録
★結核治療★
・INH、RFP、PZA + EB(or SM)の4剤併用が基本。単剤での治療は行わない。
・4剤で2ヶ月→その後INH、RFPの2剤で4ヶ月(基本、1日1回投与)
・PZA投与不可例(高齢者など肝機能低下している場合等)にはPZA無しの3剤で6ヶ月→その後INH、RFPの2剤で3ヶ月
・結核の治療は4ヶ月~最長6ヶ月
・潜在性の結核患者にはINH単剤で6ヶ月。無効例にはRFP投与。
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