ニュベクオ錠300mg

ニュベクオ錠300mg

2020.10.23

【一般名】 ダロルタミド  

効能・効果 
遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌

用法・用量 
通常、成人にはダロルタミドとして1回600mgを1日2回、食後に経口投与する。
なお、患者の状態により適宜減量する。

一包化の可否 
データなし(吸湿性データなし)

食事の影響 
あり(空腹時投与でCmax、AUC低下)

同種・同効薬 
アーリーダ、イクスタンジ、カソデックス、オダイン

同種・同効薬との比較 
・脳内移行性が低く、痙攣等の中枢神経の副作用が少ない。

初回投与時の注意 
・空腹時投与で血中濃度低下、必ず食後に服用する。
・主な副作用:疲労、ほてり、吐き気
・重大な副作用:心臓障害

その他特記事項 
・心臓障害:不整脈、徐脈、動悸、心臓がドキドキするなどの症状。長期投与した患者でも起こる。
・間質性肺疾患が発現するおそれがある。(本剤では6例出ているが、因果関係が明らかにされていない)
・重度の肝機能・腎機能障害患者には推奨できない。
・CYP3A4で代謝されるため、強いCYP3A4誘導薬との併用注意。
・BCPP、OATP1B1、OATP1B3を阻害するため、それらの基質となる薬剤(ロスバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン等)との併用注意。
・患者用冊子「ニュベクオを服用される方へ」を外来でもらっているはず。

付録 
・2021.5~長期投与OK

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