バフセオ錠150mg、300mg

バフセオ錠150mg、300mg

2021.10.01

【一般名】 バダデュスタット

効能・効果 
腎性貧血

用法・用量 
1回300mgを開始用量とし、1日1回経口投与。
以後は患者の状態に応じて投与量を適宜増減。
増量幅は150mgとし、増量の間隔は4週間以上とすること。
最高用量は1日1回600mgまでとする。

一包化の可否 

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
エベレンゾ錠、ダーブロック錠、エナロイ錠、マスーレッド錠

同種・同効薬との比較 
・保存期慢性腎臓病患者、透析施工中の患者でも開始用量同じ
・用量調節の回数が少ない
・他剤に比べてHb上昇速度が緩やか

初回投与時の注意 
・血栓症、肝機能障害、高血圧に注意。
・その他出やすい副作用は、下痢、悪心等の胃腸障害。
・多価陽イオン含有製剤(Ca、Fe、Mg、Al等)とはキレートを形成するため前後2時間あける。
・スタチン系のうちロスバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチンは併用注意(これらの薬剤の血中濃度が上昇する)

その他特記事項 
・他剤から切り替える場合でも300mgからの開始でよい。
・バフセオとスタチンの最高用量で併用した時に特に注意。
・PMPにおけるリスクに血管新生作用により悪性腫瘍の増悪があり。

付録 
・Hbを急に上げると血液の粘稠度が上がるため血栓のリスクが上がる。
このため、1週間当たりのHbの上昇が0.5g/dLを超えないようにする。

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