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2016.12.02
【一般名】ビラスチン錠
効能・効果
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
用法・用量
1回20mgを1日1回空腹時に経口投与する。(適宜増減の記載なし)
同種・同効薬
三環系抗ヒスタミン薬:ザジテン、アゼプチン、アレジオン、クラリチン、アレロック
ピペリジン系抗ヒスタミン薬:ビラノア、エバステル、アレグラ、タリオン
ピペラジン系抗ヒスタミン薬:セルテクト、ジルテック、ザイザル
同種・同効薬との比較
・臨床試験ではジルテックと比較し、同等の効果を示した。
・脳内ヒスタミンH1受容体へは影響しない為、眠気の発現率が最も低く(0.6%)
・「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。」注意喚起は記載されていない。
・効果発現までが早く、投与1.5時間後から膨疹および紅斑を有意に抑制し、24時間まで抑制作用が持続する。
・第二世代抗ヒスタミン薬比較
←強さ |
ビラノア |
ザイザル |
アレロック、ジルテック |
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アレジオン、タリオン |
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アレグラ、クラリチン |
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眠気の強さ → |
その他特記事項
・食事の影響を受ける。高脂肪食後の服用では空腹時と比べ、AUCは40%低下し、tmaxは1.01時間から→3.03時間へ延長する。
・初回投与時はすぐに服用し、さらに同日の就寝前にも追加服用可能。
・長期投与試験(52週間投与)において、効果減弱なし、副作用蓄積は認められなかった。
・CYPの代謝を阻害しないため、薬物相互作用を生じる可能性は低い。
・MeijiSeikaファルマと併売。大鵬薬品工業は皮膚科領域を担当、MeijiSeikaファルマは耳鼻科領域を担当。箱は同じだが、ヒートデザインが異なる。
・アレグラの1日1回タイプのイメージ。
・薬価は79.7円/錠であるが、1日1回であるため、通常1日2回服用するアレグラ(64.9円/錠)よりも1日薬価が安くなる。 H28/11現在
・名称の由来:Bilastine Non Allergy=ビラノア
・長期投与解禁は2017年12月
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