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2014.03.11
【一般名】テリパラチド(遺伝子組換え)注射剤
効能・効果
骨折の危険性の高い骨粗鬆症
用法・用量
1日1回20ugを皮下に注射する。なお、本剤の投与は24ヶ月までとすること。
食事の影響 なし
同種・同効薬
テリボン皮下注用56.5ug(同成分)
同種・同効薬との比較
テリボンは1週間に1回皮下注射。投与期間は72週間まで。
初回投与時の注意
・透析患者は二次性副甲状腺機能亢進症をおこしている人が多く注意が必要。(禁忌)
・投与開始後、一過性に血中カルシウム濃度が上昇する。開始から3日後に悪心、嘔吐がでやすい、その際は投与時間を就寝前に変更するとよい。眠れないほどきつい場合は医師に相談する。
・悪心、嘔吐が続く場合は高カルシウム血症を疑う。
・インスリンと異なり、使用開始後も冷蔵庫に入れ、凍結を避け、2~8℃で遮光保存する。
・空打ちは初回のみ行う。使用開始日から28日経過した場合、薬液が残っていても破棄する。
その他特記事項
・26本(24か月分)を越えて使用できない。患者毎にメーカーが使用本数を管理する。
・一時中断したのちにも、投与日数の合計が24ヶ月未満であれば再投与できる。
・24ヶ月の理由 ①骨肉腫発生のリスク ②骨形成に約2年かかるため
・フォルテオとテリボン間の切替については安全性不明。
・投薬時は保冷剤をつける。
付録
液がでないケース
1.注入ボタンが赤い線が見えるところまで引かれていない(充分引かれていないと注入ボタンが硬くなり押せない)
2.針が正しく装着されていない。(針が曲がっている可能性がある)
3.薬液が凍結している(凍結したものは破棄する)
4.キットの不良
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