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TEL 092-271-5350
2020.08.07
【一般名】ベネトクラクス
2021年3月適応追加 急性骨髄性白血病(別ページ)
効能・効果
再発又難治性のリンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
用法・用量
初回~5週間1日1回食後に各7日間ずつ 第1週20mg→第2週50mg→第3週100mg→第4週200mg→第5週400mg 第6週目から400mgで維持療法(リツキシマブを6か月併用)
食事の影響
あり 血中濃度が安定するので食後に服用する
一包化の可否
推奨してない(データなし)
同種・同効薬
イムブルビカ、スプリセル、タシグナ、ボシュリフ、アイクルシグ
初回投与時の注意
・服用開始は入院で行う。4週目以降(200mg/日)外来
・外来初回時、血液内科服薬ノートに他の薬剤との相互作用を確認する欄があるのでチェックして薬剤師名をサインする。
・併用注意(禁忌) 本剤の副作用が増強されるおそれがある。
併用薬剤 |
用量漸増期 |
維持投与期 |
中程度のCYP3A阻害剤 |
本剤を半量以下に減量 |
本剤を半量以下に減量 |
強いCYP3A阻害剤 |
本剤を併用しないこと |
本剤を100mg以下に減量 |
・強いCYP3A阻害剤(ノービア、クラリス、イトリゾール、ブイフェンド、スタリビルド)
・中程度のCYP3A阻害剤(エリスロシン、ジルチアゼム、フルコナゾールなど)
・グレープフルーツを含む食品は本剤の副作用が増強されるおそれがあるため摂取しない。
その他特記事項
・重大な副作用
腫瘍崩壊症候群(20、50mg服用時でやすい、200mg以降はでにくい)
骨髄抑制(好中球減少、貧血、発熱性好中球減少症)、感染症(肺炎、肺血症)
・主な副作用 悪心(16.5%)、下痢(21.5%)
→副作用発現時の休薬等の目安あり(添付文書参照)
・腫瘍崩壊症のリスク低減のため投与量の漸増、高尿酸治療剤投与、水分摂取が必要
(治療開始の2日前から水分補給を開始。用量漸増期を通じて1.5~2L/日摂取する)
副作用が起きやすいのは第2週目まで、維持療法からはほとんど起こらないが水分補給を継続するよう院内で指示があリ→服薬ノートでチェックする
・患者用の小冊子あり
・各週毎に色違いのシートがある(全包装5種類)
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