ロケルマ懸濁用散分包 5g・10g

ロケルマ懸濁用散分包 5g・10g

2020.08.14

【一般名】ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物

効能・効果 
高カリウム血症

用法・用量 
開始用量として1回10gを水で懸濁して1日3回、2日間経口投与(最長3日まで)
以後1回5gを水で懸濁して1日1回経口投与。最高用量は1日1回15gまで。
血液透析施行中の場合は、1回5gを水で懸濁して非透析日に1日1回経口投与。
最高用量は1日1回15gまで。

食事の影響 
なし(食事の有無や食前、食後、食間を問わず服薬可能)

同種・同効薬 
カリメート(散・ドライシロップ・経口液)、アーガメイト(ゼリー・顆粒)、
ケイキサレート(散・ドライシロップ)

同種・同効薬との比較 
・非ポリマー性で腸管での膨潤を防げる(便秘が少ない)
・Kイオンと同じ直径の細孔構造の為、カリウムに対する選択性が高い
(他剤は他の陽イオンCa²⁺やMg²⁺との結合率のほうが高い)
・消化管全体で効果発現し、効果が速やかで持続的
(補正期投与後24時間で63.3%、48時間で89.1%が正常血清K値に到達)

初回投与時の注意 
・約45mlの水(大さじ3杯)に懸濁(5g・10g両方とも)
・懸濁性なので溶けない、沈殿した場合は再び懸濁する
・袋の開け方を指導する。チャイルドロック包装。
(左上の角を点線に沿って山折りしてから右方向に切る)

その他特記事項 
・無味無臭
・腎機能低下がなくても投与可能
・主な有害事象は浮腫、低カリウム血症
・服用ダイアリー冊子あり
・水以外のもの(お茶など)でのデータはないが臨床的に使用している例はある
(メーカーとしてはお勧めはしていない)
・2021.6月から長期解禁

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