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2021.06.18
適応追加:急性骨髄性白血病
効能・効果
適応追加:急性骨髄性白血病(AML)
用法・用量
・アザシチジン併用の場合:1日1回食後に1日目100mg、2日目200mg、3日目400mg、その後400mgで維持投与(1サイクル28日間毎にアザシチジンを7日間投与)
・シタラビン少量療法併用の場合:1日1回食後、1日目~3日目は上記と同じ、4日目600mg、その後600mgで維持投与。(1サイクル28日間毎にシタラビンを10日間投与)
食事の影響 一包化の可否
再発又難治性のリンパ性白血病の頁参照
同種・同効薬
なし(その他の同種薬には急性骨髄性白血病の適応なし)
CLL(慢性リンパ性白血病)とAMLの違い
●用量
CLLの用量は再発又難治性のリンパ性白血病の頁参照
●併用禁忌
AML:なし(ノクサフィル、ブイフェンドなどと併用することが多いため)
CLL:用量漸増期のみ併用禁忌あり。維持投与期は禁忌なし
●CYP3A4阻害剤との併用時の用量調節基準(本剤の血中濃度上昇するおそれのため)
併用薬剤 |
用量漸増期 |
維持投与期 |
中程度のCYP3A阻害剤 |
本剤を半量以下に減量 (CLL、AML共通) |
本剤を半量以下に減量 (CLL、AML共通) |
強いCYP3A阻害剤
|
CLL:併用禁忌 AML:1日目は10mg、2日目は20mg、3日目以降は50mgに減量 |
CLL:100mg以下に減量 AML:50mgに減量 |
・強いCYP3A阻害剤(ノービア、スタリビルド、クラリス、イトリゾール、ブイフェンド、ノクサフィル、スタリビルド)
・中程度のCYP3A阻害剤(エリスロシン、ジルチアゼム、フルコナゾールなど)
初回投与時の注意
・服用開始は入院で行う。アザシチジン併用:400mg/日以降外来、シタラビン併用:600mg/日以降外来
・飲み忘れた場合、服用予定時間から8時間以内であればすぐに服用する。
・その他は再発又難治性のリンパ性白血病の頁参照
その他特記事項
・高齢者や移植に失敗した人などに投与。(若年者にはエビデンス確率されていない)
・9割以上でアザシジジンの方を併用、有効性も高い。
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