ペンタサ錠 250mg・500mg(杏林製薬)

ペンタサ錠 250mg・500mg(杏林製薬)

2012.10.10

【一般名】メサラジン

効能・効果
潰瘍性大腸炎(重症を除く)、クローン病

用法・用量
潰瘍性大腸炎:成人には1日1.500mgを3回に分けて食後投与。
寛解期には、必要に応じて1日1回投与。上限は1日2.250mgまで。
ただし、活動期には必要に応じて1日4.000mgを2回に分けて経口投与。
小児には1日30~60mg/kgを3回に分けて食後投与。上限は1日2.250mgまで。
クローン病:成人には1日1.500~3.000mgを3回に分けて食後投与
      小児には1日40~60mg/kgを3回に分けて食後投与

一包化の可否   (粉砕不可)

食事の影響    なし

同種・同効薬   
アサコール、サラゾピリン

同種・同効薬との比較  
・寛解維持率は、
ペンタサ・・1日複数回投与よりも1日1回投与の方が効果高い
アサコール・・1日1回投与と複数回投与では同等の効果。複数の方が効果が高いとのデータもあり
・1日1回服用でよい為、良好なコンプライアンスが得られる(時間依存性)
・消化管内phや下痢の影響を受けにくく安定した放出を示す
(アサコールの放出はph依存性)
・クローン病に適応あるのはペンタサのみ    

その他特記事項   
・2g未満/日と2g以上/日では、2g以上の方が寛解維持率は高い。
・1回にまとめて投与することで、高濃度のメサラジンを大腸全体に到達させること11回投与の寛解維持効果につながったと考えられる。

 付録
・水に溶解して服用できる(粒子が残り、完全には溶けない)

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