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2016.07.01
【一般名】
ボノプラザンフマル酸塩錠、アモキシシリンカプセル、クラリスロマイシン錠、メトロニダゾール錠
【商品名】
タケキャブ錠20mg、アモリンカプセル250mg、クラリス錠200mg、フラジール内服錠250mg
効能・効果
ボノサップパック/<適応菌種>アモキシシリン、クラリスロマイシンに感性のヘリコバクター・ピロリ
ボノピオンパック/<適応菌種>アモキシシリン、メトロニダゾ-ルに感性のヘリコバクター・ピロリ
<適応症>胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
用法・用量
ボノサップパック/3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
ボノピオンパック/一次除菌治療が不成功の場合、3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
同種・同効薬
ランサップ400・800/ランピオンパック、ラベキュア400・800/ラベファイン
同種・同効薬との比較
ピロリ菌除菌失敗の主な原因は、
クラリスロマイシン耐性菌の出現、PPIの代謝速度、服薬コンプライアンスの不良である。
本剤はPPIにボノプラザンを採用したことで以下のメリットを獲得した。
・ボノプラザンは他のPPIに比べCYP2C19の関与が小さい。そのため遺伝子多型の影響を受けにくく代謝速度に個人差が少ない。
・除菌を成功させるためには抗生物質の安定化とピロリ菌の増殖する条件である胃内部の高いpH(pH=5程度)の維持が重要。ボノプラザンは服用開始1日目より速やかな酸分泌抑制作用を示し、他のPPIよりも効果的であると言える。
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除菌率 |
除菌率(クラリスロマイシン耐性株) |
ボノサップ(一次除菌) |
92.6% |
82.0% |
ランサップ(一次除菌) |
75.9% |
40.0% |
ボノピオン(二次除菌) |
98.0% |
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初回投与時の注意
・飲酒、喫煙を避ける。
その他特記事項
・クラリスロマイシンの投与量(200mg又は400mg/回)は、除菌率に影響しないが、喫煙者に対してはクラリスロマイシン400mg/回の方が除菌率が高い。
・名称の由来
ボノサップ VONOprazan pluS Antibiotics Pakage
ボノピオン Vonoprazanと代表者・勝利者を意味する英語「champion」を組み合わせ
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