レイボー錠50mg・100mg

レイボー錠50mg・100mg

2022.08.26

【一般名】 ラスミジタンコハク酸塩

効能・効果 
片頭痛

用法・用量 
通常1回100mgを片頭痛発作時に経口投与。ただし、患者の状態に応じて1回50mg又は200mgを投与することができる。頭痛の消失後に再発した場合は、24時間あたりの総投与量が200mgを超えない範囲で再投与できる。

分割の可否 
不可

食事の影響 
なし

同種・同効薬 
なし
トリプタン系:イミグラン、マクサルト、レルパックス、ゾーミッグ、アマージ

同効薬との比較 
・セロトニン1F受容体への選択性を有する世界初のジタン系薬剤。
・トリプタン系は1B/1D受容体に作用し血管を収縮させるため心筋梗塞、脳血管障害、コントロール不良の高血圧患者などに禁忌となっているが、本剤は血管に全く作用しないため既往があっても使用可能。禁忌薬もない。

初回投与時の注意 
・主な副作用(100mg投与)は浮動性めまい(36.5%)、傾眠(20.7%)、倦怠感(11.1%)
・メーカーとしては初回100mg投与を推奨している。
・片頭痛発作時のみに使用し、予防的に使用しないこと。
・1回の発作に対して1回のみ使用可能。服用後痛みが残っていてもその発作に対しての追加投与はできない。
・再投与の間隔は決まっていない。
・トリプタン系と併用可能。

その他特記事項 
・100mg服用2時間後の頭痛消失は32.4%、頭痛改善は80.2%認められた。
・頭痛消失した患者のうち8割程度は24時間後も効果が持続した。
・頭痛消失、頭痛改善効果は服用1時間後に現れる。
・200mg投与では100mg投与よりも早く頭痛改善効果が見られる。
・副作用は服用1時間以内に現れ、3時間程度で治まることが多い。
・発作開始から服用まで1時間未満と1~4時間以内との比較試験の結果、飲み遅れても同等の効果が認められた。
・副作用は5回服用後に半減したデータがあり、服用毎に慣れていく可能性がある。

付録 薬価 50mg:324円 100mg:570円

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