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2014.02.18
【ブプレノルフィン経皮吸収型製剤】
効能・効果
非オピオイド鎮痛剤で治療困難な「変形性関節症」「腰痛症」に伴う慢性疼痛における鎮痛
用法・用量
前胸部、側胸部、上背部又は上腕外部に貼付し、7日毎に貼り替え。5mgから開始し適宜増減。20mgを超えないこと。
同種・同効薬
レペタンと同成分
同種・同効薬との比較
非麻薬性鎮痛剤の中で唯一の貼付剤
初回投与時の注意
・処方医がe-learning受講しているかの確認が必要
・貼付後72時間後まで血中濃度が徐々に上昇するため、効果発現には時間がかかる。
・他のオピオイド鎮痛剤から切り替える場合、切り替え前に使用していた鎮痛剤の効果持続時間を考慮してから本剤の使用を開始すること。
・切り替え前の鎮痛剤の用量に関わらず、本剤は5mgから開始→高用量のオピオイド鎮痛剤からの切り替え時、十分な鎮痛効果が得られないおそれがある。
・認められている部位以外には貼らない→血中濃度が低下するため
その他特記事項
・貼付方法→血中濃度が上昇するおそれがある為、毎回貼付部位を変える。3週間以上の間隔をあけて、同じ部位に貼付可能。
・貼付開始後4週間を経過しても効果が得られない場合は、他の治療への変更を検討。
・急激な減量は退薬症状が現れることがあるため慎重に行う。
・投与の中止→退薬症状を防ぐため徐々に減量。例)20mg7日間→5mgへ減量。
・本剤を中止し他のオピオイド鎮痛剤へ変更する場合は、本剤剥離後24時間以上の間隔が必要。本剤のμオピオイド受容体への親和性は他のオピオイド鎮痛剤より強いため、切り替え直後はオピオイド鎮痛剤の鎮痛効果が十分に得られないことがある。
・効果が出ていても、眠気の副作用があれば過量投与を疑う
・カット不可
・熱上昇により吸収大→激しい運動をしない。熱いお風呂(40℃前後)は避ける
・一部がはがれた場合→再度手で押しつける又は、皮膚用テープ等で剥離部を固定。
・全体的に粘着力が弱くなった場合→同用量の新しいテープを貼付し、そこから7日間貼付。
・MRI検査時は本剤を除去する。基剤にアルミニウムを含むため火傷の恐れあり。
・主な副作用は、悪心・嘔吐・食欲不振・便秘等の消化器症状
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