リムパーザ錠100mg/150mg
〒812-0034 福岡県福岡市博多区下呉服町2-13
TEL 092-271-5350
2022.07.08
【一般名】 オラパリブ
効能・効果
卵巣癌、乳癌、前立腺癌、膵癌(詳細は添付文書参照)
用法・用量
1回300mgを1日2回。なお、患者の状態により適宜減量する。
相同組換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法の場合、ベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、1回300mgを1日2回。なお、患者の状態により適宜減量する。
一包化の可否
×
食事の影響
なし
同種・同効薬
なし PARP阻害薬:ゼジューラ(適応卵巣癌のみ)
初回投与時の注意
・投与開始時の選択基準:Hb≧10g/dL
・CYP3A4で代謝されるためCYP3A4阻害剤・誘導剤、GFJとは併用注意。
・主な副作用は貧血(46%、うち21%はグレード3以上)、悪心(41%)、食欲減退(30%)、疲労(26%)、下痢(21%)
・悪心に対してプリンペラン、ナウゼリン等の制吐剤の併用が推奨される。
・投与開始後3ヶ月間は副作用発現頻度が高いため、2週間毎の受診をメーカーとしてはお願いしている。
その他特記事項
・適応診断として、コンパニオン診断システム(3つの遺伝子変異検査)がある。
・副作用発現時の用量調節基準あり。
・休薬後の投与再開基準はHb≧9g/dL。1回目の再開の場合減量しない。
・減量したまま継続するより、休薬期間を設けて元の用量で投与したほうが良いというデータがある。
・前立腺癌ではザイティガ、イクスタンジからの切り替え症例がある。
・100mg錠と150mg錠の生物学的同等性は示されていないため、300mgを投与する際100mg錠は使用しないこと。
© 2017 双和薬局