リンゼス錠0.25mg

リンゼス錠0.25mg

2021.09.17

【一般名】 リナクロチド錠

効能・効果
便秘型過敏性腸症候群

用法・用量
通常、成人にはリナクロチドとして0.5mg(2T)を1日1回食前に経口投与する。
なお、症状により0.25mg(1T)に減量する。

一包化の可否 
×(吸湿あり)

食事の影響 
あり→食前に服用
食後に飲むとより効果が強まる(国内第一相反復投与試験では下痢・軟便の有害事象は食前で61.1%に対して食後85.4%)  

同種・同効薬
・コロネル、ポリフル(高分子重合体)
・アミティーザ(クロライドチャンエルアクティベーター)
・イリボー(適応は下痢型過敏性腸症候群)

同種・同効薬との比較
・イリボーは5HT2拮抗薬で軟便・下痢を改善
・アミティーザは副作用として下痢のほかに悪心あり

特記事項 
・グアニル酸シクラーゼ受容体に作用し、腸管内への水分分泌を促進することにより便通を改善。また求心性神経の痛覚過敏を改善し腹痛・腹部不快感を改善
・12週間における腹痛・腹部不快感の改善効果はプラセボ郡15.5%、リンゼス0.5mg郡29.3%で有意な増加がみられた。服用開始1週間で効果が実感できる。→24時間以内に70%以上の患者で排便があり、便の形状にも変化がみられる。
・主な副作用は下痢
・体内でほとんど吸収されず腸管に達するため他剤との飲み合わせに影響がない→他の下剤と併用OK(酸化Mg,プルゼニド、アローゼンなど)
・センノシドは習慣性があり、多量に服用している場合リンゼスと併用することで減量が期待できる
・将来的に慢性便秘の適応がとれれば、酸化Mgが慎重投与となっている透析患者も使用が可能となる
・寝る前や頓用(例えば下痢・便秘を繰り返す人の便秘のとき)で服用OKだが
・効果発現には個人差があるので、まずは朝飲んで何時間後に排便かを試すとよい
・長期投与は2018.4月~ /薬価92.40円 2Tで180.80円/日

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