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2016.06.24
【一般名】トピロキソスタット
効能・効果
痛風、高尿酸血症
用法・用量
1回20㎎より開始し、1日2回朝夕に経口投与。その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量。維持量は1回60㎎を1日2回、適宜増減。最大投与量は1回80㎎を1日2回。
一包化の可否
○
食事の影響
空腹時と比較し、食後投与でCmaxが30%低下するが。AUCは変化なし。
同種・同効薬
フェブリク、ザイロリック
同種・同効薬との比較
|
ウリアデック |
フェブリク |
ザイロリック |
用法 |
1日2回朝夕 |
1日1回 |
1日2~3回 |
適応症 |
痛風、高尿酸血症 |
痛風、高尿酸血症 がん化学療法に伴う高尿酸血症 |
痛風、高尿酸血症を伴う高血圧症 |
選択性 |
キサンチンオキシダーゼを選択的に阻害 |
キサンチンオキシダーゼを選択的に阻害 |
プリン骨格を持つためキサンチンオキシダーゼ以外の核酸代謝酵素も阻害する |
腎機能 |
軽度及び中等度腎機能低下には通常量投与可。 |
軽度及び中等度腎機能低下には通常量投与可。 |
腎機能低下では減量を考慮。 |
禁忌薬 |
ロイケリン、イムラン、アザニン |
ロイケリン、イムラン、アザニン |
なし |
・尿酸値は日内変動が大きく、明け方は高く、夕方は低くなる。ウリアデックは1日2回投与するため安定した尿酸値コントロールが期待できる。
・キサンチンオキシダーゼ以外の核酸代謝酵素に影響しないため、ザイロリックに見られた再生不良性貧血、汎血球減少症等の血液障害、Stevens-Johnson症候群、Lyell症候群の報告はない。
・ウリアデック40㎎(1回20mgを朝夕)はフェブリク10㎎、ザイロリック100㎎と同程度。
その他特記事項
・実際は1日1回40㎎で処方されるケースも多く、保険上問題ない。(H28/6)
・他の高尿酸血症治療薬から切り替える際は、維持用量からの開始。
・名称の由来:尿酸(uric acid)を減らす(decrease)
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