ゼンタコートカプセル3mg

ゼンタコートカプセル3mg

2017.03.10

【一般名】 ブテソニド

効能・効果
軽度から中等症の活動期クローン病

用法・用量
通常、成人にはブテソニドとして1日1回朝9mgを経口投与する。

一包化の可否 
可能

食事の影響 
なし

同種・同効薬  
メサラジン(ペンタサ)

同効薬との比較
・ゼンタコート9mg投与8週後の寛解率はプラセボ(メサラジン3000mg/日)に比較し有意差は認めらなかった

初回投与時の注意
 ・本剤服用中はグレープフルーツ、グレープフルーツジュースは摂取しない。

その他特記事項
・ゼンタコートカプセル内のブデソニド腸溶性徐放顆粒は、PH5.5以上で溶解する腸溶性コーディングと徐放性のブデソニド層で構成されているので、胃はそのまま通過し、小腸以降のPH5.5以上で皮膜が溶け始め、回腸から上行結腸以降で徐々に放出されるの局所で抗炎症作用を示す。
・肝初回通過効果が大きく、多くは糖質コルチコイド活性の低い代謝物へ代謝されるため、体循環への移行は約10~20%でステロイドの全身性副作用(ムーンフェイスなど)が少ない。
・主な副作用はざ瘡(ざ瘡用皮膚炎)、便秘、肝機能異常
・カプセルを開封して服用しても問題なし。
・海外では20年前より使用されてきた薬剤で、医療上の必要性が高いと評価を受け臨床の現場より開発の要望があり承認された。
・長期投与 H29年11月~
・薬価256.9円/C 

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